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「フィルムカメラを売りたいけど、どんなモデルが買取対象になるの?」「押し入れに眠っている古いカメラって値段がつくの?」そんなお悩みをお持ちの方に向けて、この記事では実際に中古市場で需要のあるフィルムカメラの買取対象モデルや、高く売るためのポイント、買取の方法などを詳しく解説します。
特に近年はフィルムカメラブームの再燃により、若年層や海外コレクターからの需要が急増。古くても価値のあるモデルが多数存在します。ぜひ売却の参考にしてください。
高価買取対象になりやすいカメラブランドとモデル一覧
フィルムカメラの中には、今なお非常に高い市場価値を持つモデルが多く存在します。以下は、特に買取実績の多い人気ブランドと機種の一覧です。
📷Nikon(ニコン)
Nikon(ニコン)は、堅牢な造りと信頼性の高さで世界中の写真家に愛される老舗カメラブランド。FシリーズやFM系など、フィルム一眼レフの名機を多数輩出しています。
🔴 Nikon F2(1971年発売)

中古市場での人気と価格相場(2025年6月時点)
- オークションサイトの落札相場:約30,000〜60,000円(アイレベル)、〜70,000円(フォトミックASなど)
- 実店舗での販売価格:50,000〜85,000円(ファインダー種別・整備済で変動)
- 買取価格:25,000〜45,000円前後(ファインダー別/動作・外観良好なもの)
F2は、Fから大幅に改良された完全機械式シャッターの最終進化系とも言えるプロ機。信頼性と整備性の高さから、今なお稼働品が多く、交換ファインダーやモータードライブにも対応した“システムカメラ”です。
フォトミックファインダー付きの「F2A」「F2AS」は人気が高く、アイレベル仕様は収集用としても価値があります。
🔴 Nikon F3(1980年発売)

中古市場での人気と価格相場(2025年6月時点)
- オークションサイトの落札相場:約35,000〜65,000円(標準ファインダー)、〜75,000円(HPファインダー)
- 実店舗での販売価格:60,000〜90,000円(美品・整備済・保証あり)
- 買取価格:30,000〜50,000円前後(動作良好・ファインダー種類で増減)
F3は、Nikon初の電子制御シャッター+プロ向けのフィルム一眼レフ。ジウジアーロのデザインによる赤ラインや堅牢なボディが特徴で、報道・商業撮影などの第一線で20年以上使われたロングセラー機です。
特に「F3HP(High Eyepoint)」ファインダー付きモデルはアイポイントが広く、眼鏡ユーザーにも好評。クラシックな操作感と現代的な使い勝手を併せ持つ、バランスの取れた名機です。
🔴Nikon F5(1996年発売)

中古市場での人気と価格相場(2025年6月時点)
- オークションサイトの落札相場:約35,000〜60,000円
- 実店舗での販売価格:70,000〜95,000円(極美品は10万円超も)
- 買取価格:30,000〜50,000円前後(シャッター回数・外観により変動)
F5は、Nikonプロ用フィルム一眼の最終進化系ともいえるモデルで、高精度のAF・測光性能・高速シャッター・堅牢なボディを備えた傑作機。報道・スポーツ撮影でも活躍したハイエンドモデルです。
AFレンズとの相性も抜群で、デジタルにはない“フィルムの重み”を感じさせる使用感がファンを魅了し続けています。
🔴Nikon F6(2004年発売)

中古市場での人気と価格相場(2025年6月時点)
- オークションサイトの落札相場:約120,000〜180,000円
- 実店舗での販売価格:180,000〜250,000円(完動品・低シャッター数)
- 買取価格:100,000〜130,000円前後(保証・外観・動作良好なら高額)
F6は、Nikon最後のフィルム一眼レフとして2020年まで生産されていた事実上の「終着点」。圧倒的な静粛性、精密AF、優れたフィルム巻き上げメカ、現代的な操作性を持ち、今なお現役で戦える性能を持つフィルムカメラです。
「フィルム機の最高峰を味わいたい」という人にとって、F6は比類なき存在として評価されています。
🔴 Nikon New FM2(1984年発売)

中古市場での人気と価格相場(2025年6月時点)
- オークションサイトの落札相場:約35,000〜55,000円
- 実店舗での販売価格:55,000〜75,000円(ブラックはやや高め)
- 買取価格:25,000〜40,000円前後(動作品・ファインダー状態良好で高値)
New FM2は完全機械式シャッターと優れた堅牢性を持ち、信頼性の高さからプロ・アマ問わず支持を受け続けています。
電池なしでも撮影可能な安心感と、高速シャッター(1/4000秒)搭載で、**フィルムカメラ初心者にもおすすめの“定番中の定番”**です。
🔴 Nikon FM3A(2001年発売)

中古市場での人気と価格相場(2025年6月時点)
- オークションサイトの落札相場:約95,000〜140,000円
- 実店舗での販売価格:140,000〜180,000円(ブラック・整備済は上限)
- 買取価格:70,000〜110,000円前後(外観・シャッター状態による)
FM3Aは、機械式+電子制御シャッターのハイブリッド構造を持つフィルム一眼の完成形。マニュアル操作の確かさと絞り優先AEの手軽さを両立し、電池切れでも機械式で撮影可能という信頼性が魅力です。
生産台数が少なく、今後の市場供給が減ることから、コレクターと実用品派の両方から高評価を得る希少モデルとなっています。
Nikon SP Limited Edition(2005年発売・復刻モデル)

中古市場での人気と価格相場(2025年6月時点)
- オークションサイトの落札相場:約110,000〜350,000円
- 実店舗での販売価格:350,000〜450,000円(元箱・証明書・付属品完備の美品はさらに高額)
- 買取価格:200,000〜300,000円前後(レンズ・元箱・保証書付きの完動品)
Nikon SP Limited Editionは、1957年に発売されたレンジファインダー機「Nikon SP」の完全復刻モデルとして、2005年に2,500台限定で発売されたコレクター向けモデルです。オリジナルと同様にブラックペイントのボディに、W-Nikkor 35mm F1.8レンズをセットで搭載。高い精度で再現された外装・操作感、シリアル入りの限定仕様が魅力です。
生産数が限られていることから、中古市場では今なお高値で安定推移しており、特に付属品完備・極上コンディションの個体はコレクターから強い支持を集めています。実用性も兼ね備えており、「現代によみがえったSP」を味わいたいユーザーにとっては非常に価値ある1台です。
🔴 Nikon S3 2000 Limited Edition(2000年発売)
中古市場での人気と価格相場(2025年6月時点)
- オークションサイトの落札相場:約180,000〜250,000円(レンズ付き・整備済)
- 実店舗での販売価格:230,000〜300,000円(未使用級・箱付き)
- 買取価格:130,000〜180,000円前後(付属完備・動作品)
完全復刻モデルとして高度な仕上げと限定感が評価されているため、発売時より中古で高い需要があります。
🔴 Nikon SP ブラックペイント(1957年発売)
中古市場での人気と価格相場(2025年6月時点)
- オークションサイトの落札相場:約250,000〜450,000円(純正ブラック&レンズ付きモデル)
- 実店舗での販売価格:350,000〜600,000円(純正塗装・整備済・保証付き)
- 買取価格:200,000〜300,000円前後(純正確認済・レンズ付き完動品)
非常に希少な純正ブラックモデルはブラック市場においてはプレミア価格が定着しています。
🔴 Nikon 35Ti(1993年発売)

中古市場での人気と価格相場(2025年6月時点)
- オークションサイトの落札相場:約70,000〜110,000円
- 実店舗での販売価格:100,000〜150,000円(元箱・ケース・完動品は高額)
- 買取価格:60,000〜90,000円前後(美品・動作良好・付属品完備)
Nikon 35Tiは、35mm F2.8の高性能レンズとチタン外装を備えた高級コンパクトフィルムカメラです。上部に配置されたアナログ針式の情報パネルがアイコン的存在で、絞り・シャッター速度・露出補正などを一目で確認可能。描写もシャープでコントラスト高め、スナップにも最適な設計です。
発売当時から高級機として評価されていましたが、現在では希少性と美しい外観、描写力の高さから中古市場でもプレミア価格で安定。フィルム高級コンパクトの代表格として、コレクターと実用派の両方に愛されています。
🔴 Nikon 28Ti(1994年発売)

中古市場での人気と価格相場(2025年6月時点)
- オークションサイトの落札相場:約90,000〜140,000円
- 実店舗での販売価格:130,000〜180,000円(元箱・完動品・極上コンディション)
- 買取価格:70,000〜110,000円前後(動作品・外観美品・付属品付き)
Nikon 28Tiは、35Tiの後継機として登場し、より広角の28mm F2.8レンズを搭載したモデル。基本デザインや操作系は35Tiを踏襲しつつ、風景や建築撮影に適した広角設計が特徴です。描写はややナチュラル寄りで、ヌケの良い描写が人気。
特に近年は35Tiより流通が少ないことからプレミア性が高く、状態の良い個体は非常に高額で取引されています。価格は上昇傾向にあり、「高級コンパクトの終着点」のひとつとして扱われることも多い1台です。
📷Canon(キヤノン)
Canon(キヤノン)は、革新的な技術と高い完成度で知られる日本の代表的カメラメーカー。AE-1やNew F-1、EOSシリーズなど、初心者からプロまで幅広く支持されるフィルム機を多数展開しています。
🔴 Canon New F-1(1981年発売)

中古市場での人気と価格相場(2025年6月時点)
- オークションサイトの落札相場:約25,000〜50,000円
- 実店舗での販売価格:40,000〜70,000円(AEファインダーやモータードライブ付きは高額)
- 買取価格:20,000〜40,000円前後(ファインダーや動作状態により変動)
Canon New F-1は、完全機械式とAE(自動露出)機能を両立したプロ用マニュアル一眼レフ。ファインダーや巻き上げモーター、バルクフィルム用バックなど豊富なシステムアクセサリーを備えた万能型で、当時のCanonの技術の粋が詰まっています。
現代でも精巧な作動音や堅牢な作りからファンが多く、一眼レフの完成形として高評価。特にAEファインダー搭載モデルや、ブラックペイントの美品は高値で取引される傾向があります。
🔴 Canon EOS-1V(2000年発売)

中古市場での人気と価格相場(2025年6月時点)
- オークションサイトの落札相場:約30,000〜60,000円
- 実店舗での販売価格:55,000〜80,000円(PB-E2付き完動品は高額)
- 買取価格:25,000〜45,000円前後(シャッター回数少なめ・美品は優遇)
Canon EOS-1Vは、Canon最後のプロ向けフィルム一眼レフで、秒間10コマの高速連写や45点AFなど、現代のデジタルにも通じる完成度を持ちます。堅牢性、操作性、AF性能すべてがトップクラスで、「最強のフィルムAF機」とも称されます。
中古市場でも高評価が続いており、EFレンズ資産を活かしたいユーザーや、フィルムで真剣に撮影したい層に支持されています。
🔴 Canon EOS 3(1998年発売)

中古市場での人気と価格相場(2025年6月時点)
- オークションサイトの落札相場:約20,000〜40,000円
- 実店舗での販売価格:35,000〜55,000円(美品・動作品)
- 買取価格:15,000〜30,000円前後(状態良好な完動品)
EOS 3は、プロ機EOS-1Vに迫る性能を持ちながらも価格を抑えた高機能モデル。**視線入力AF(目で見た位置にピントが合う)**や高精度測光などが話題となりました。シャッター音や操作感も良く、使って楽しい1台。
EOS-1Vほどの堅牢性はありませんが、フィルムAF機としての完成度は高く、今なおファンが多い隠れた名機です。
🔴 Canon Model 7(1961年発売)

中古市場での人気と価格相場(2025年6月時点)
- オークションサイトの落札相場:約15,000〜30,000円
- 実店舗での販売価格:30,000〜50,000円(セレン露出計動作品や整備済み品は高額)
- 買取価格:10,000〜20,000円前後(動作品・外観良好なもの)
Canon 7は、ライカMマウントに対抗するLマウント(スクリューマウント)機として登場した高性能レンジファインダーカメラ。内蔵露出計(セレン式)、大きく明るいファインダー、機械式シャッターなど、当時の最高峰スペックを持っています。
整備済み個体は今でも実用できる信頼性を誇り、Lマウントレンズを楽しみたいユーザーにとって理想的なボディ。レトロデザインとメカ的魅力からコレクション需要も根強いです。
📷Contax(コンタックス)
Contax(コンタックス)は、Carl Zeissレンズとの組み合わせで高い描写力を誇る高級カメラブランド。GシリーズやTシリーズ、RTSなど、洗練されたデザインと性能で今なお根強い人気を誇ります。
🔴 Contax G1(1994年発売)

中古市場での人気と価格相場(2025年6月時点)
- オークションサイトの落札相場:約30,000〜55,000円
- 実店舗での販売価格:50,000〜75,000円(後期型、動作良好品)
- 買取価格:25,000〜45,000円前後(ファームアップ済・美品)
Contax G1は、世界初のオートフォーカスレンジファインダー機として登場した革新的モデルです。チタン外装の高級感あるボディに、Carl Zeiss製の高性能レンズ群をマウント可能とし、AF精度はややクセがあるものの、スナップ撮影などに強い一台。
前期型では一部レンズが使用不可でしたが、後期型(ファームアップ済)ではBiogon 21mm F2.8なども装着可能になり、現在も中古市場で高い需要があります。G2に比べて軽量・安価な点も人気の理由です。
🔴 Contax G2(1996年発売)

中古市場での人気と価格相場(2025年6月時点)
- オークションサイトの落札相場:約80,000〜130,000円
- 実店舗での販売価格:120,000〜180,000円(完動品・レンズ付きは高額)
- 買取価格:60,000〜100,000円前後(動作良好・外観美品)
Contax G2は、G1の上位モデルとして登場し、AF精度の向上・連写性能の強化・視野率の改善など多くの点で完成度を高めた高級AFレンジファインダーです。クラシックな外観ながら、シャッタースピード1/6000秒、1.7コマ/秒の連写などスペックは非常に高性能。
Biogon 28mm、Planar 45mm、Sonnar 90mmなどのCarl Zeissレンズ群と組み合わせた描写力はフィルムカメラの中でもトップクラスで、現在でもプロ・ハイアマチュアを問わず高く評価されています。
中古市場では需要が非常に高く、コンディション次第ではプレミア価格での取引も多い一台です。
🔴 Contax T2(1990年発売)

中古市場での人気と価格相場(2025年6月時点)
- オークションサイトの落札相場:約80,000〜140,000円
- 実店舗での販売価格:120,000〜180,000円(チタンブラック・動作良好)
- 買取価格:60,000〜100,000円前後(動作確認済・外観美品)
Contax T2は、Carl Zeiss Sonnar 38mm F2.8を搭載した高級コンパクトフィルムカメラ。チタン外装による堅牢で高級感あるボディと、AF+MF両対応の操作性の高さで、90年代の高級コンパクトブームを牽引した名機です。
写りのシャープさとボケ味の美しさに定評があり、特にフィルム写真にこだわるユーザーやストリートスナップ派から熱烈な支持を集めています。中古価格は年々上昇傾向にあり、人気色のブラックチタンや限定色はプレミア価格での取引も多く見られます。
🔴 Contax T3(2001年発売)

中古市場での人気と価格相場(2025年6月時点)
- オークションサイトの落札相場:約150,000〜220,000円
- 実店舗での販売価格:200,000〜280,000円(動作良好・チタンブラックなどは高額)
- 買取価格:120,000〜180,000円前後(美品・レンズ曇り無し)
Contax T3は、T2の後継機としてさらなる小型化と高性能化を実現した高級コンパクト。Carl Zeiss Sonnar 35mm F2.8レンズは、T2より高解像・収差の少ない設計で、解像感の高さと自然なボケ味が魅力です。
AFの精度・応答性もT2より改善され、操作性も洗練。**フィルムコンパクトカメラの“最終進化形”**とも称され、プロからコレクターまで幅広い層に支持されています。流通量が少なく、完動美品は20万円超で取引されることも珍しくありません。
📷Fujifilm(フジフィルム)
Fujifilm(フジフィルム)は、独自の色再現と高品質レンズで評価される日本の老舗メーカー。クラシックな写りが魅力のKLASSEシリーズやNATURA、現代的なXシリーズも含めて人気の高いブランドです。
🔴 Fujifilm GA645(1995年発売)

中古市場での人気と価格相場(2025年6月時点)
- オークションサイトの落札相場:約90,000〜130,000円
- 実店舗での販売価格:130,000〜180,000円(動作確認済・美品)
- 買取価格:70,000〜100,000円前後(シャッター作動・レンズ状態による)
Fujifilm GA645は、オートフォーカス搭載の中判コンパクトカメラとして登場。60mm F4のEBC Fujinonレンズは驚くほどシャープで、風景・スナップを問わず高い描写力を発揮します。プログラムAEとAFによって、中判とは思えない手軽さで撮影できることが最大の魅力です。
軽量でコンパクトな設計から、「旅カメラ」としても人気が高く、現代でも中判入門機として非常に評価が高いモデルです。
🔴 Fujifilm GA645Zi(1998年発売)

中古市場での人気と価格相場(2025年6月時点)
- オークションサイトの落札相場:約120,000〜180,000円
- 実店舗での販売価格:160,000〜220,000円(完動品・レンズ曇りなし)
- 買取価格:90,000〜130,000円前後(ズーム動作・ファインダー状態により変動)
Fujifilm GA645Ziは、ズームレンズ搭載の中判AFコンパクトカメラとしては希少な存在。EBC Fujinon 55–90mm F4.5–6.9レンズは、標準域から中望遠までをカバーし、ポートレートから風景まで幅広く対応可能です。
ズームレンズながら描写力は高く、AF・AEによる簡単操作で中判の高画質を楽しめる点が人気の理由。GAシリーズ中で最も多機能で実用性が高いため、現在も中古市場で安定した評価と需要を持続しています。
🔴 Fujica GW690(1978年発売)

中古市場での人気と価格相場(2025年6月時点)
- オークションサイトの落札相場:約70,000〜110,000円
- 実店舗での販売価格:100,000〜150,000円(整備済・蛇腹良好)
- 買取価格:50,000〜80,000円前後(レンズ・ファインダー状態により変動)
Fujica GW690は、6×9判の中判レンジファインダーカメラとして登場した、通称「Texas Leica(テキサスライカ)」。90mm F3.5のEBC Fujinonレンズはシャープで解像感に優れ、ポートレートから風景まで幅広く対応します。
撮影枚数は120フィルムでわずか8枚という制約はありますが、その分1枚あたりの情報量と迫力は段違い。「中判の王道」としてプロ・愛好家から高い評価を得ており、現在でも高画質を求める層に根強い人気があります。
🔴 Fujifilm GS645S Professional(1984年発売)

中古市場での人気と価格相場(2025年6月時点)
- オークションサイトの落札相場:約65,000〜95,000円
- 実店舗での販売価格:95,000〜130,000円(ファインダー・露出計良好品)
- 買取価格:45,000〜70,000円前後(外装の傷・シャッターの状態により変動)
Fujifilm GS645Sは、6×4.5判中判レンジファインダーで、GS645の派生モデルとして登場したタフネス仕様のカメラです。レンズはワイド寄りのEBC Fujinon W 60mm F4を搭載し、蛇腹構造を廃したことでより堅牢かつ扱いやすくなっています。
樹脂外装&バンパー付きの設計は、報道・アウトドアユースを意識したプロフェッショナル仕様。光学性能と信頼性のバランスに優れ、旅やスナップ、ドキュメンタリー撮影など幅広い用途で重宝されています。
蛇腹式のGS645に比べ故障リスクが低いため、実用品として今も高い人気を誇ります。
🔴 Fujifilm Klasse S(2007年発売)

中古市場での人気と価格相場(2025年6月時点)
- オークションサイトの落札相場:約85,000〜120,000円
- 実店舗での販売価格:110,000〜160,000円(外観美品・動作良好品)
- 買取価格:60,000〜95,000円前後(外装・レンズ状態により変動)
Fujifilm Klasse Sは、富士フイルムが2000年代に展開した高級コンパクトフィルムカメラ「Klasse」シリーズの後期モデルで、2007年に登場しました。クラシックな外観と高性能な28mm F2.8の広角レンズ「Fujinon」を搭載し、スナップや風景撮影において卓越した描写力を発揮します。
基本設計は初代Klasseを踏襲しながらも、28mmという広角レンズにより撮影の自由度が増しており、街撮りや旅行用として非常に人気があります。また、露出補正ダイヤルやマニュアルISO設定など、フィルムファンに嬉しい操作性も備えています。
高級コンパクト機の中でも生産数が比較的少なく、美品個体は年々入手困難に。特にブラックボディのKlasse Sは、コレクター市場でも安定した需要があり、状態が良ければ高価買取の対象となります。
📷Minolta(ミノルタ)
Minolta(ミノルタ)は、優れた技術力と独創性で知られ、Leicaと共同開発したCLやCLEなどでも注目されたブランド。高性能な一眼レフやレンジファインダー機で今も多くのファンに支持されています。
🔴 Minolta CLE(1980年発売)

中古市場での人気と価格相場(2025年6月時点)
- オークションサイトの落札相場:約90,000〜130,000円
- 実店舗での販売価格:120,000〜160,000円(ファインダー・露出計良好品)
- 買取価格:45,000〜70,000円前後(外装の傷・シャッター精度・露出計の状態により変動)
Minolta CLEは、Leica CLの後継機として登場したMマウント互換のコンパクトレンジファインダーカメラです。TTL自動露出やTTLフラッシュ制御を備え、1980年当時としては先進的な仕様でした。
小型軽量で携行性が高く、純正のM-Rokkor 40mm F2レンズとの相性も抜群。Leica Mマウントレンズが使える実用品として、スナップ撮影を中心に今なお評価が高いモデルです。
ただし露出計の故障やシャッターの不安定さがネックになることも多く、買取価格は実動品かどうかが査定の大きなポイントとなります。
🔴 Minolta TC-1(1996年発売)

中古市場での人気と価格相場(2025年6月時点)
- オークションサイトの落札相場:約90,000〜120,000円
- 実店舗での販売価格:90,000〜150,000円(動作良好・外装美品)
- 買取価格:60,000〜100,000円前後(レンズ曇りや露出不良の有無で大きく変動)
Minolta TC-1は、28mm F3.5の高性能G-Rokkorレンズを搭載した高級コンパクトフィルムカメラです。チタン製ボディと光学フィルター式の絞り切替機構により、描写力・質感ともに高次元で設計されています。
当時のミノルタ技術の粋を集めた傑作として、今でもコレクターや写真愛好家から高い評価を受けていますが、近年は市場価格がやや落ち着いてきました。
電子部品の経年劣化や修理不可の構造が影響し、状態によって査定価格に大きな差が出やすいモデルでもあります。完動美品であれば高価買取対象です。
📷Olympus(オリンパス)
Olympus(オリンパス)は、小型軽量なカメラ設計に長けた日本の名門メーカー。ハーフサイズのPENシリーズや高性能コンパクトのμ[ミュー]シリーズなど、独自路線のフィルム機で今も根強い人気を誇ります。
🔴 Olympus μ[mju:] II(1997年発売)
![高価買取|OLYMPUS μ[mju:]-II 高性能コンパクトフィルムカメラ 35mm F2.8搭載|バイカメ 大阪](https://www.camerakaitoru.jp/wp-content/uploads/2025/07/olympus-mju2-1024x679.webp)
中古市場での人気と価格相場(2025年6月時点)
- オークションサイトの落札相場:約25,000〜40,000円
- 実店舗での販売価格:35,000〜55,000円(動作良好・外装美品)
- 買取価格:12,000〜25,000円前後(AF精度・フラッシュ・レンズの状態で変動)
Olympus μ[mju:] II(Stylus Epic)は、35mm F2.8の明るい単焦点レンズと、防滴性能を備えた人気のコンパクトフィルムカメラです。スタイリッシュなボディに高性能なAFとAEを搭載し、誰でも簡単に美しい写真を撮れるカメラとして世界中で大ヒットしました。
特にスナップ撮影との相性が良く、「コンパクトなのによく写る」代表格として今でも高く評価されています。海外ユーザーからの需要も根強く、状態の良いものは常に一定の価格で取引されています。
ただし、フラッシュ異常やレンズ曇りなどのトラブルも少なくないため、査定では動作確認が重要なポイントとなります。
🔴 Olympus XA(1979年発売)

中古市場での人気と価格相場(2025年6月時点)
- オークションサイトの落札相場:約18,000〜30,000円
- 実店舗での販売価格:28,000〜45,000円(ファインダー清掃済・動作確認品)
- 買取価格:10,000〜20,000円前後(シャッター不良やファインダー曇りで減額)
Olympus XAは、世界最小のレンジファインダーカメラとして登場し、携帯性と性能を兼ね備えた革新的モデルです。35mm F2.8のZuikoレンズを搭載し、絞り優先AEによる直感的な操作で、スナップから風景まで幅広い撮影に対応します。
独特のスライド式レンズカバーと一体化したデザインも人気の理由で、プロから初心者まで多くの写真愛好家に愛されてきました。
現在も「小さな名機」として需要があり、完動品は安定した価格で流通していますが、電子シャッター関連の故障リスクには注意が必要です。
🔴 Olympus 35 SP(1969年発売)

中古市場での人気と価格相場(2025年6月時点)
- オークションサイトの落札相場:約25,000〜45,000円
- 実店舗での販売価格:40,000〜65,000円(露出計・ファインダー良好品)
- 買取価格:15,000〜30,000円前後(露出計不良やシャッター粘りで変動)
Olympus 35 SPは、F1.7の大口径42mm Zuikoレンズを搭載した高性能レンジファインダーカメラです。中央重点測光とスポット測光の切り替えが可能で、当時としては極めて先進的な機能を備えていました。
描写力・使いやすさ・堅牢性のバランスに優れ、今なお「オリンパス最高峰のレンズシャッター機」と評されることもあります。特にナチュラルな発色とシャープな解像度にファンが多く、クラシックカメラファンの間では定番機のひとつです。
ただし、露出計不良やシャッター粘りといった経年劣化も散見されるため、コンディションによって査定価格に開きが出やすい機種です。
📷Ricoh(リコー)
Ricoh(リコー)は、スナップシューター向けに特化したコンパクトカメラで人気のメーカー。GRシリーズはフィルム時代から現在まで続く名機で、携帯性と高画質を兼ね備えた“玄人好み”の一台として高く評価されています。
🔴 Ricoh GR1(1996年発売)
中古市場での人気と価格相場(2025年6月時点)
- オークションサイトの落札相場:約35,000〜60,000円
- 実店舗での販売価格:50,000〜75,000円(液晶表示・AF動作良好品)
- 買取価格:20,000〜40,000円前後(液晶劣化・シャッター不良で減額)
Ricoh GR1は、35mm F2.8のGRレンズを搭載した高性能コンパクトフィルムカメラです。マグネシウム合金の軽量ボディに優れた操作性を備え、スナップシューターとして高い人気を誇りました。
ただし、液晶表示の不具合やシャッタートラブルが非常に多く、完動品は希少です。状態によって価格差が大きく出るため、実用目的でもコレクションでも慎重に選ばれる機種です。
🔴 Ricoh GR1s(1998年発売)

中古市場での人気と価格相場(2025年6月時点)
- オークションサイトの落札相場:約40,000〜65,000円
- 実店舗での販売価格:60,000〜85,000円(AF・露出計・液晶良好品)
- 買取価格:25,000〜45,000円前後(外装スレ・ファインダー曇りなどで減額)
GR1sはGR1をベースに、レンズコーティングの強化やファインダー内表示の視認性向上など、細かな改良を施した後継機です。画質傾向はGR1と同様ながら、信頼性・実用性の面で選ばれやすいモデルとなっています。
現在でもスナップ用として一定の人気を保っていますが、GRシリーズ特有の経年トラブル(液晶表示不良・シャッターユニット不良)は避けられず、美品・完動品は少数派となっています。
🔴 Ricoh GR1v(2001年発売)

中古市場での人気と価格相場(2025年6月時点)
- オークションサイトの落札相場:約55,000〜85,000円
- 実店舗での販売価格:80,000〜110,000円(データバック・液晶・AF完動品)
- 買取価格:35,000〜60,000円前後(液晶欠け・誤動作などで減額)
GR1vは、GRシリーズの最終モデルとしてカスタム設定の充実やISO3200対応、データバックの標準装備などプロ仕様を意識した内容に仕上がっています。描写性能は従来同様、非常にシャープかつヌケが良く、現在でも最高峰のスナップ機の一つとされています。
とはいえ、液晶表示やフレキ断線などの故障報告が多いため、購入・買取の際は必ず動作確認が必要です。プレミア価格は完動美品かつフルセットに限られます。
📷Leica(ライカ)
Leica(ライカ)は、ドイツ発の高級カメラブランドで、レンジファインダー機の代名詞的存在。精密な造りと独特の描写力を誇り、M型やバルナック型を中心に中古市場でも高値で取引される憧れのブランドです。
🔴 Leica M3(1954年発売)

中古市場での人気と価格相場(2025年6月時点)
- オークションサイトの落札相場:約120,000〜180,000円
- 実店舗での販売価格:170,000〜250,000円(動作整備済・外観美品)
- 買取価格:80,000〜130,000円前後(巻き上げ不良やファインダー曇りで減額)
Leica M3は、M型ライカの初代モデルとして1954年に登場し、35mmレンジファインダーカメラの金字塔とされる名機です。高精度な0.91×のファインダー倍率と、滑らかな巻き上げ感、緻密なメカニズムで現在でも愛用者が絶えません。
主に50mm・90mm・135mmのフレームを内蔵しており、ポートレートや中望遠域に強く、Mマウントの原点として今もなお高い人気を誇ります。
半世紀以上前の機種ながら整備次第で実用可能な個体も多く、完動・整備済品であれば安定して高価買取対象となります。
🔴 Leica M2(1958年発売)
中古市場での人気と価格相場(2025年6月時点)
- オークションサイトの落札相場:約90,000〜140,000円
- 実店舗での販売価格:140,000〜200,000円(ファインダー良好・整備済品)
- 買取価格:60,000〜100,000円前後(シャッター速度誤差やスレで減額)
Leica M2は、M3の下位モデルとして登場し、より広角系に適した35mm・50mm・90mmのフレームラインを内蔵したことで、スナップ用途のカメラとして人気を博しました。機構的にはM3に近く、巻き戻しノブ式や簡素なファインダー構造などで軽量化されています。
現代でも35mmレンズを多用するユーザーや、よりシンプルなM型を好む人に選ばれており、価格も比較的手頃なため初めてのフィルムライカとしても人気です。
ただし整備履歴やファインダーの状態により価格差が大きく、動作精度の確認が査定の鍵となります。
🔴 Leica M6(1984年発売)

中古市場での人気と価格相場(2025年6月時点)
- オークションサイトの落札相場:約180,000〜250,000円
- 実店舗での販売価格:240,000〜320,000円(露出計・ファインダー完動美品)
- 買取価格:120,000〜180,000円前後(露出計不良や塗装ハゲで減額)
Leica M6は、M型ライカの伝統的なメカニカル構造にTTL内蔵露出計を融合させた、実用性とクラシックな操作感を両立した傑作モデルです。電池不要の機械式シャッターと内蔵露出計により、最小限の装備で正確な撮影が可能です。
現在でもプロ・ハイアマチュア問わず非常に高い評価を受けており、中古市場では常に需要がある定番機種です。特に後期型のM6 TTLはさらに高価で取引される傾向にあります。
露出計の動作やフレーム選択の精度などが重要ポイントとなり、美品・完動品は買取市場でも高値がつきやすいモデルです。
🔴 Leica IIIf(1950年発売)

中古市場での人気と価格相場(2025年6月時点)
- オークションサイトの落札相場:約35,000〜60,000円
- 実店舗での販売価格:50,000〜80,000円(整備済・赤ダイヤル・セルフタイマー付き)
- 買取価格:20,000〜45,000円前後(シャッター不良・ファインダー曇りで減額)
Leica IIIfは、バルナック型ライカの完成形とされるL39スクリューマウント機で、1950年代に登場して以来、クラシックカメラの象徴的存在として長年愛されています。精密な機械式シャッター、シンプルで美しい外観、心地よい巻き上げ感など、機械式カメラの魅力が詰まった1台です。
特に後期型の「赤ダイヤル」モデルはシャッター速度が1/1000秒まで対応し、セルフタイマー付きの個体は人気があります。現在でもL39マウントのレンズ資産が豊富なため、実用品として活用する人も少なくありません。
ただし、シャッター幕やファインダーの経年劣化が目立つ個体も多く、整備履歴の有無が査定や購入判断に大きく影響します。完動・美品であればコレクション価値も十分に高いモデルです。
📷その他の注目ブランド
Pentax(ペンタックス) 67など
Rollei(ローライ) 35S、35TEなど
Mamiya(マミヤ)RB67 645Superなど
その他カメラ、レンズの買取対象を確認する
2. 高く売れるカメラの特徴とは?
フィルムカメラの買取価格は、次のようなポイントで大きく左右されます。
外観や動作の状態
- スレや傷が少ない
- シャッター・巻き上げ・露出計が正常に動作する
- ファインダーが曇っていない
- モルトの劣化がない
これらの条件を満たすと高額査定の可能性が高まります。
付属品の有無
- 元箱
- 取扱説明書
- ストラップ
- 純正フード、キャップ類
- オリジナルケース
特にライカやニコンなどの高級モデルは、付属品の有無が査定額に大きく影響します。
人気機種・海外需要のあるモデル
最近ではInstagramなどSNS経由での人気が高いモデルが高騰する傾向があります。Contax T2やLeica Miniluxなどはその代表例です。
3. フィルムカメラを高く売るコツ
少しの工夫で、カメラの買取価格は変わります。次のポイントを意識してみてください。
- 軽く清掃する(ホコリ、皮脂、カビを拭き取る)
- 動作確認をしてメモしておく(シャッター切れる、フラッシュ光るなど)
- レンズとセットで出す(ボディ単体よりお得)
- まとめ売りする(複数点査定でアップ査定になる場合も)
4. 買取方法について|全国対応も可能です
弊社バイカメでは、以下の方法で買取に対応しています。
宅配買取(全国対応)
LINE査定からスタート。無料の宅配キットをお送りします。到着後24時間以内に本査定・即日振込も可能です。
店頭買取(大阪市北区)
事前予約制にて、事務所での査定・現金受け取りに対応。大阪近郊の方におすすめです。
出張買取(高額査定対象の場合)
ライカや中判カメラ、複数点など高額になりそうな場合には、関西圏を中心に出張対応も可能です。
5. よくある質問(FAQ)
Q. 古すぎるカメラでも買取可能ですか?
A. はい。アンティークやヴィンテージモデルにも需要があります。特にLeica、Nikon Sなどは歓迎です。
Q. カビや曇りがあるレンズでも売れますか?
A. 状態により減額されることはありますが、カビがあっても需要のあるモデルは多数存在します。
Q. 動かないカメラはどうなりますか?
A. ジャンク品でも買取可能です。修理目的やパーツ取りとして取引されることがあります。
まとめ
フィルムカメラは、近年の再評価により高値がつくモデルが多数あります。特にライカ、ニコン、コンタックスなどの人気ブランドは安定した需要があります。ご自宅で使わなくなったカメラやレンズがあれば、まずはお気軽にLINE査定などでご相談ください。
バイカメでは、全国対応の宅配買取、安心の店頭買取、便利な出張買取などを通じて、あなたの大切なカメラを丁寧に査定いたします。
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