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「相場が分からず適正価格で売れるか不安」「査定でだまされないか不安」
大切なカメラを手放そうかと考えている方の中には、このような思いを抱いていることもあるでしょう。
愛用してきたカメラを手放す際、少しでも高く売りたいと考えるのは当然です。しかし、カメラの買取価格は種類やメーカー、市場の動向によって大きく変動するため、適正な相場を知らないと損をしてしまう可能性があります。
本記事では、中古カメラの買取相場を種別・メーカー別に詳しく解説するとともに、高額査定を引き出すためのコツや売却の流れを紹介します。
カメラを相場より高く買取してもらいたいなら「バイカメ」がおすすめです。ぜひ最後までご覧いただき、納得のいく売却を実現してください。
【種類別】中古カメラの買取相場を解説

まずは、カメラの種類ごとの一般的な買取相場を紹介します。
- 一眼レフカメラ
- ミラーレスカメラ
- デジタルカメラ
- ビデオカメラ
- カメラレンズ
ここでは、これら5つの種別を詳しく解説します。
一眼レフカメラの買取相場
一眼レフカメラの中古相場は、およそ2万円から30万円と幅広い価格帯で推移しています。
初心者向けのエントリーモデルは、発売から日が浅くても元の販売価格が抑えられているため、買取価格は安くなるケースがほとんどです。一方、プロやハイアマチュアが使用する上級者用のハイエンドモデルは、製造から年数が経過していても需要が高く、10万円以上の高値で買取してもらえる傾向にあります。
平均すると5万円前後の買取相場となっていますが、状態や付属品の有無によっても変動します。また、センサーサイズがフルサイズかAPS-Cかによっても人気が分かれるため、手持ちのモデルのスペックを確認しておくとよいでしょう。
ミラーレスカメラの買取相場
ミラーレスカメラの中古相場は、3万円から40万円程度と、一眼レフに比べて高めの水準を維持しています。
軽量で持ち運びやすい上に、性能が一眼レフカメラと変わらないほど向上したこともあり、近年人気が上昇しているためです。特に動画撮影機能に優れたモデルや、オートフォーカス性能が高いモデルは市場での需要が尽きません。
提示される金額はボディのみの買取価格であることが多く、カメラレンズがある場合はさらなる高価買取価格になることが多いです。反対に、初期の古いミラーレスカメラの場合は、センサー性能などが現在の基準に見劣りするため、買取相場よりも下がる可能性がある点には注意が必要です。
デジタルカメラの買取相場

デジタルカメラ(デジカメ)の中古相場は、5,000円から20万円程度です。
一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラに比べると、元の販売価格が安いため、中古市場での価格も大きく下がる傾向にあります。特にスマートフォンのカメラ性能向上により、安価なコンパクトデジタルカメラの需要は限定的です。
ただし、最新かつ人気モデルなら相場以上での買取も期待できる一方で、古いモデルだと買取してもらえないこともあります。一方で、大型センサーを搭載した高級コンパクトデジタルカメラなど、ミラーレスに近い本格的なモデルは、デジタルカメラでも10万円以上の買取価格がつく場合もあります。
ビデオカメラの買取相場
ビデオカメラの中古相場は、2万円から20万円程度となっています。
お子様の運動会やイベント記録用として普及していますが、スマートフォンの動画機能で代用する人が増えているため、型落ちによる価格下落が激しいジャンルです。製造から5年以上10年未満経過しているものは相場を下回って5,000円以下の買取価格となるケースも少なくありません。
一方で、発売したばかりの高機能モデルや製造から5年以内のものは、4K撮影対応などの付加価値があれば5,000円以上の価格がつくケースもあります。また、映画の撮影などで使われる業務用に近い本格的なビデオカメラは、10万円以上の買取価格がつく場合もあります。
カメラレンズの買取相場
カメラレンズの中古相場は、1万円から30万円と製品によって大きな開きがあります。
中古レンズの買取相場は市場の需要やブランド、F値(明るさ)などのスペックによって大きく変わるので注意が必要です。特に「大三元」と呼ばれる各メーカーの最高級ズームレンズや、単焦点レンズは資産価値が下がりにくい傾向があります。
また、レンズは内部に曇りやカビが発生しやすいため、商品状態によって買取価格は大きく変動するので注意が必要です。どのようなカメラレンズも清潔な状態であれば、多かれ少なかれ査定額を上げることが可能です。日頃の保管状態が査定額に直結するアイテムです。
【メーカー別】中古カメラの買取相場を解説

続いて、主要なカメラメーカーごとの買取相場の特徴を紹介します。
- Canon(キヤノン)
- SONY(ソニー)
- FUJIFILM(富士フイルム)
- Nikon(ニコン)
本章では、これら4つのメーカーを詳しく解説します。
Canonカメラの買取相場
Canonカメラの買取相場は、全体で1万円から30万円程度です。
一眼レフカメラやミラーレスカメラの買取相場は4万円から30万円と、高水準の買取価格が期待できます。Canonはプロスポーツの現場などでもシェアが高く、AF(オートフォーカス)性能への信頼が厚いため、中古市場でも常に人気があります。
一方で、デジタルカメラやカメラレンズの買取相場は1万円から20万円となっており、商品によって買取価格に差があるのが特徴です。「EOS Kiss」シリーズなどのエントリー機は流通量が多いため相場が落ち着いていますが、「EOSR」シリーズなどの最新ミラーレスは高値で取引されています。
SONYカメラの買取相場
SONYカメラの買取相場は、3万円から45万円程度です。
SONYはミラーレスカメラ市場で圧倒的なシェアを持っており、他社カメラメーカーと比較しても買取相場が高めです。特にフルサイズミラーレスの「α7」シリーズは、モデルチェンジ後も旧モデルの需要が落ちにくく、安定した価格で売却できます。
また、SONY製の純正レンズ「GMaster」シリーズなどは評価が高く、本体に近い買取価格がつくカメラレンズもあり、高価買取が期待できるカメラメーカーです。
買取依頼する場合は、人気メーカーゆえに店舗ごとの在庫状況で査定が変わるため、いくつかのお店に相見積もりを出してもらうのがおすすめです。
FUJIFILMカメラの買取相場
FUJIFILMの買取相場は、5万円から25万円程度です。
FUJIFILMは独特の色再現やクラシカルなデザインが支持されており、カメラレンズとミラーレスカメラが人気です。特にプロ向けのハイエンドモデルや「X100」シリーズのような高級コンパクトは、愛好家からの指名買いが多く、買取相場が特に期待できます。
また、昨今のレトロブームにより、フィルムシミュレーション機能を搭載したモデルの人気が再燃しています。販売開始から2年以内のモデルや人気モデルはさらに金額を上乗せして買取してもらえることもあるため、手放すタイミングを見極めることが大切です。
Nikonカメラの買取相場
Nikonカメラの買取相場は、5万円から30万円程度です。
NikonはCanonと並ぶ老舗の一眼レフカメラのメーカーで、新しいモデルであれば10万円から30万円で買取ってもらえる可能性があります。堅牢性や信頼性が高く、古いレンズ(オールドレンズ)が最新機でも使える場合があるため、ファン層が厚いのが特徴です。
ただし、毎年のように新しいモデルが発売されるため、その度に型落ちとなる旧モデルの買取価格は安くなる可能性もあります。古いモデルのカメラは、5,000円以下での買取になることもあるため、手放すことを決めているなら、できるだけ早く買取してもらうのがおすすめです。
中古カメラの買取方法とは

カメラを売却するには、主に4つの方法があります。
自分に合った方法を選ぶために、それぞれの特徴やメリット・デメリットを以下の表にまとめました。
| 買取方法 | 特徴・メリット | デメリット・注意点 |
| 店舗買取 | ・自分で店舗に持ち込み査定してもらう方法 ・予約不要の場合が多く、好きなタイミングで利用できる ・査定から支払いが早く、その日のうちに買取が完了する場合もある | ・重い機材を運ぶ手間がかかり、近くに専門店がない可能性がある |
| 出張買取 | ・スタッフが自宅に来て査定 ・買取を行う方法・カメラを外に持ち出す必要がなく、大量の機材がある人にも便利 ・使用環境や購入時期を会話で直接伝えられ、高額査定につながることもある | ・一部の業者は出張費が必要だったり、地方では対応エリア外だったりする場合がある |
| 催事買取 | ・スーパーや商業施設などで行われる期間限定の買取イベント ・買い物ついでになど気軽に利用でき、キャンペーンで相場より高く売れることもある | ・開催期間が短く、タイミングが合わない場合や混雑の可能性がある |
| 宅配買取 | ・商品を梱包して送るだけで査定してもらえる方法 ・自宅完結で、近くに専門店がなくても都市部の有名店に依頼できる | ・発送から査定、入金まで時間がかかり、対面で状態説明ができないデメリットもある |
家の近くに店舗がある場合は「店舗買取」がおすすめです。
機材が多くて持ち運べない場合は「出張買取」など、状況に合わせて使い分けるようにしましょう。また、近隣でイベントが開催されているなら「催事買取」、近くに店がなく時間もない場合は「宅配買取」のように、ライフスタイルに合わせて選べます。
中古カメラ買取の流れ【3STEP】

スムーズに売却を進めるために、一般的な買取の手順を確認しておきましょう。
買取依頼をする
電話やメール・公式サイトから買取依頼や見積依頼をします。店舗に持ち込む場合は、事前に予約をしておくとスムーズな場合がありますが、飛び込みでも対応可能な店舗が多いです。
宅配買取の場合は、この段階で梱包キットを取り寄せる手配を行います。
実際に商品を見て査定をする
プロの査定員がカメラの状態を確認し、査定額を算出します。この時、少しでも印象を良くするために、査定前に付属品やアクセサリーもまとめておくことが大切です。
また、ほこりを払うなど、できる範囲内のメンテナンスをした状態のカメラを査定してもらうと、評価が上がりやすくなります。
買取・支払い
提示された買取価格に納得したら、契約をしてお金を受け取ります。店舗で査定を申し込みした場合は、本人確認書類を提示し、即日現金を受け取れることが多いです。
宅配や出張買取の場合は、後日銀行振込となるケースが一般的です。
中古カメラを高く売るための4つのコツ

少しの工夫で査定額アップが狙えるポイントがあります。
- アクセサリーや付属品もまとめて売却する
- メンテナンスをしてから売却する
- 最適な状態で保管をする
- 複数の買取業者で相見積もりをとる
ここでは、これら4つのコツを詳しく解説します。
アクセサリーや付属品もまとめて売却する
カメラの買取を利用する際は、購入時の付属品をそろえて売るのがおすすめです。
カメラの種類やメーカーによって付属品は異なりますが、購入時に付属していたアクセサリーはできるだけまとめておきましょう。中古市場では付属品がすべて揃っている状態が最も好まれるためです。
買取価格をアップさせられる主な付属品・アクセサリーは以下の通りです。
- 取扱説明書
- 保証書
- 充電器
- バッテリー
- 外箱
- ストラップ
- レンズキャップ・カバー
また、三脚やストロボなど別売りのアクセサリー類をセットにして売るのも、高価買取を狙うためにはおすすめの方法です。特にアクセサリーが豊富なアクションカメラなどは、セットの内容によって買取価格が大きく変動します。
メンテナンスをしてから売却する
買取査定に出す前には、できる範囲でメンテナンスをしておくことが重要です。
高価買取を目指すなら、指紋を拭いたりほこりを払ったりなど、簡単な手入れは必須です。見た目がきれいであれば「大切に使われてきたカメラ」だと印象を査定員に与えられ、減額を避けられるからです。
具体的な手順としては、ブロワーでカメラに付着しているほこりを取り除き、トレシーのような専用クロスでボディ全体を優しく拭きます。
液晶画面はクリーニングペーパーで汚れを落としましょう。ただ、精密機器であるため、センサー内部の清掃など無理な分解や細かいメンテナンスはおすすめできません。メンテナンス後はできるだけはやく買取してもらいましょう。
最適な状態で保管をする
カメラは精密機器のため、適切な環境での保管が不可欠です。
特に日本は湿気が多く、レンズやセンサー内部にカビやクモリが発生しやすい環境です。これらは一度発生すると画質に影響を及ぼすため、買取価格の大幅な減額につながるため、湿気対策は特に意識する必要があります。
防湿庫での保管が理想的ですが、導入が難しい場合は密閉容器に乾燥剤を入れて保管するだけでも効果があります。また、直射日光は本体の劣化やゴムパーツの変色・ベタつきの原因となるため、避けましょう。保管中も定期的に風通しのよい場所に出し、ホコリなどをブロワーで除去するのがおすすめです。
複数の買取業者で相見積もりをとる
1社だけで査定するのではなく、複数の業者で査定をしてもらうのもおすすめです。
なぜなら、査定基準や在庫状況は買取業者によって異なるため、同じカメラでも買取価格に差が出ることが多いからです。ある業者では在庫過多で安く査定されても、別の業者では強化買取中で高く売れるケースは珍しくありません。
買取相場が高いカメラの場合、業者間で数万円の違いが出る場合もあります。面倒でもインターネットの事前見積もりなどを活用して買取業者の目星をつけ、各業者に見積もりを取って、最も高い買取業者を見つけるのが賢い売り方です。
カメラの買取相場が知りたい方のよくある質問

最後に、売却時によくある疑問について回答します。
- カメラの買取相場はどれくらいで下がりますか?
- ジャンク品のカメラでも買取はできますか?
カメラの買取相場はどれくらいで下がりますか?
所有しているカメラの後継機が発表されると、旧モデルとなりカメラの中古相場は大きく下落する可能性が高いです。
これは、新しいモデルの登場により、旧モデルを欲しがる人が減り、買い替えのために中古市場に旧モデルを売る人が急増するからです。供給過多になると、どうしても価格は下がってしまいます。
カメラの売却を検討している場合は、カメラ情報サイトやニュースサイトをこまめにチェックする必要があります。もし後継機の発表が近いと感じたら、正式な発表が行われる前に売却を決断するのがおすすめです。タイミングを逃さないことが高値売却の秘訣です。
ジャンク品のカメラでも買取はできますか?
ジャンクカメラとは、故障していたり、ボディに傷があったりして正常に動作しないカメラのことですが、買取は可能です。
もちろん完動品に比べて買取価格は下がるものの、部品取りや修理前提の需要があるため、買取してもらえる企業がほとんどです。諦めて捨ててしまう前に、一度査定に出してみる価値はあります。
カメラを自治体のゴミとして処分するには、費用がかかってしまうことも多いため、買取業者に依頼をするのがおすすめです。特に、保存状態がよいカメラ、付属品がそろっているカメラ、有名ブランドのカメラであれば、ジャンク品扱いでも比較的値段をつけて買取してもらえる可能性が高いでしょう。
カメラを相場より高く買取してもらいたいなら「バイカメ」がおすすめ

本記事では、カメラの種別・メーカー別の買取相場や、売却方法・売却の流れ・高く売るためのコツを解説しました。
「相場が分からず適正価格で売れるか不安」「査定でだまされないか不安」などの悩みは解決されたでしょうか。
カメラは発売時期や状態によって価値が変わりやすいデリケートな商材です。少しでも高く売るためには、普段の保管方法に気を配り、付属品を揃え、複数の業者を比較して検討しましょう。
カメラを相場より高く買取してもらいたいなら「バイカメ」がおすすめです。専門知識を持ったスタッフが丁寧に査定を行い、あなたの愛機の価値を正しく評価します。
まずは一度、お気軽にお問い合わせください。